笛吹市八代町のT様より、ご依頼を頂き彩色スレート屋根(カラーベスト屋根)をガルバリウム鋼板で葺き替え工事致しました。
東西で2面、91㎡程の屋根になります。
築年数は、25年前後でしょうか。経年劣化が進み、数カ所で屋根材の割れが見られます。
現地調査に伺ったときに、実際に屋根を端から端まで歩いたり、踏み込んだりして、下地の木材の劣化具合を調べたり、屋根材の割れの状態を確認したりして、下地の劣化はあまり無い様子なので、旧屋根材(カラーベスト)をはがさず、上からガルバリウム鋼板の屋根材で全体を覆うカバー工法で工事する事になりました。
足場を掛けて、準備していきます。
旧屋根材は、そのままですが、屋根てっぺんの棟板金や、雪止め金具などは取り外します。
防水シートを敷いて一次防水を致します。
諸々の下準備を行い、ガルバ鋼板を張り上げていきます。1枚1枚を釘やビス止めして旧屋根材の上からしっかりと留め付けていきます。
全体をガルバ鋼板で葺き上げました。
東西両側から葺き上げ、てっぺんの部分に棟板金(むねばんきん)を取り付けて、仕上げます。雪止め(ゆきどめ)金具などは、新しいものにとりかえます。雪落下防止の為、間隔を狭くして前より多く金具を付けます。
建物周辺は、桜の木が多い為に、落ち葉が雨どいに溜まっていますので、足場を掛けたついでに取り除いて、工事完了です。
高所ですので普段あまり確認が出来ませんが、屋根が劣化すると、当然、雨漏りの危険が高まりますので、早め早めの点検と対策をお勧めします。