旧スレート屋根の葺き替え工事(カバー工法)笛吹市

笛吹市八代町のT様より、ご依頼を頂き彩色スレート屋根(カラーベスト屋根)をガルバリウム鋼板で葺き替え工事致しました。東西で2面、91㎡程の屋根になります。築年数は、25年前後でしょうか。経年劣化が進み、数カ所で屋根材の割れが見られます。現地調査に伺ったときに、実際に屋根を端から端まで歩いたり、踏み込んだりして、下地の木材の劣化具合を調べたり、屋根材の割れの状態を確認したりして、下地の劣化はあまり無い様子なので、旧屋根材(カラーベスト)をはがさず、上からガルバリウム鋼板の屋根材で全体を覆うカバー工法で工事する事になりました。足場を掛けて、準備していきます。旧屋根材は、そのままですが、屋根てっぺんの棟板金や、雪止め金具などは取り外します。防水シートを敷いて一次防水を致します。諸々の下準備を行い、ガルバ鋼板を張り上げていきます。1枚1枚を釘やビス止めして旧屋根材の上からしっかりと留め付けていきます。全体をガルバ鋼板で葺き上げました。東西両側から葺き上げ、てっぺんの部分に棟板金(むねばんきん)を取り付けて、仕上げます。雪止め(ゆきどめ)金具などは、新しいものにとりかえます。雪落下防止の為、間隔を狭くして前より多く金具を付けます。建物周辺は、桜の木が多い為に、落ち葉が雨どいに溜まっていますので、足場を掛けたついでに取り除いて、工事完了です。高所ですので普段あまり確認が出来ませんが、屋根が劣化すると、当然、雨漏りの危険が高まりますので、早め早めの点検と対策をお勧めします。

屋根工事(カバー工法) 甲府市I様邸

工事前         工事後

三階建て、トタン葺きの築40年以上のお住まいです。

トタン屋根も全体的に劣化が進みサビや塗装の剥がれが目立ちます。所々から、少量ですが雨漏りも起きています。

下地の木材なども腐食が心配ですが、今回はお客様のご要望で、下地の木材などには手を付けずトタン屋根のうえに直接ガルバリウム鋼板屋根(カバー工法用)を施工していきます。

内樋部分の板金工事

一面のみ足場を組みます。

屋根の下部(軒先側)には、うちどいと言われる雨水の通り道が設置されており、まずは、この部分の板金工事から初めてます↑。

カバー工法専用の屋根材は、屋根形状に合わせて採寸して加工され、必要枚数現場へ搬入しました↓。

ガルバリウム鋼板
劣化が目立つ既存の屋根

カバー工法、施工中

今回は、下地木材などは、調整修復しないで施工する為に、専用の材料を使って施工しました。その為、頑丈なしっかりした屋根に仕上がりました。

屋根全体を新たなガルバリウム鋼板でカバーしたり新しくつけ直しをして完成しました。

窓を開けると、新しくなった屋根が間近に見える為、家主のI様にも大変お喜びいただきました。

オマケ

I様邸ワンちゃん 

工事中犬舎の隣に工事車を置かせいただきました。

屋根工事(カバー工法)昭和町Y様邸

数年前にテラス波板の交換をさせて頂いたY様からの依頼で屋根改修、外壁塗装の工事をさせていただいています。

横殴りの雨の様なときには雨漏りがその都度起こるため、スレート屋根の上にカバー工法にてガルバリウム鋼板屋根を重ね葺きいたします。

雨漏り、劣化既存スレート屋根

今回のカバー工法では、スレート屋根上に合板を張り、その上に新たな屋根を葺いていきます。

新規屋根下地造り

下地合板を、既存スレート下の垂木にしっかり固定していきます。

アスファルトルーフィング張り

新規の屋根下地に防水シートを張っていきます。

ガルバ鋼板横葺き

ガルバ鋼板を重ね葺きしていきます。

カバー工法仕上がり

既存スレート屋根は元々グリーン色でしたが色褪せてしまい、殆ど、地のスレート色になっていました。今回、ブラウン色のガルバ鋼板に葺き替えました。

全体に屋根を葺き上げて、キワや棟の部分を取り付け完成です。これで雨漏りの心配が無くなりました。

Y様は、当初、屋根及び外壁の塗装を考えておりましたが、お打ち合わせ時に雨漏りしてい事を教えて頂き、屋根はカバー工法で施工したほうが雨漏り解消になるとご提案させてもらい、今回この様な屋根工事のかたちになりました。、

2階北面、1階部分の屋根

屋根工事が完成しましたので、この後、外壁塗装工事を続けて行っていきます。